超音波画像観察装置はH28年から取り入れています。
6年目ですが、とても判断材料に役立つツールです。
超音波のフルデジタル化に伴う画像構築技術の進歩、高周波プローブの出現により、超音波観察では、CT.MRIを上回る高分解画像が容易に得られるようになりました。
例:MRIの分解能:0.6㎜ 超音波の分解能:0.2㎜ この差は離断性骨軟骨炎の判断に有用です。
<デジタル超音波観察の利点>
1)妊婦さんも急性のケガのとき、観察することができます。
2)急性のケガの骨、靭帯、関節内の水腫などを観察することができます。
<超音波の弱点>
⒈)術者の技量に左右される。
⒉)骨の中が見えない。
⒊)レントゲン検査やMRI検査に比べて、全体的に観察する事に適していない。
本日院の前で歩けなくなった方がいました。一時間前に転倒され、病院に向かう途中の方です。
脚の腫れ、下肢長の差も左右大きく、骨盤や大腿骨頸部骨折を疑いました。

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地域の基幹病院に電話しましたが、満床で断られ、救急搬送をしました。

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大腿骨頸部エコー
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