疲労骨折と筋挫傷が合併する一症例

ご無沙汰しております。 しばらくは厳しい寒さが続くと思います。体調管理をしてくれぐれもご自愛ください。 腓骨の疲労骨折と長腓骨筋の筋挫傷が合併した症例です。 高校1年生男子 陸上部長距離部員 高原での合宿中に腓骨中央部が痛くなったと訴え来院されました。 腓骨筋部の腫れ、張りが著しく軽度の筋挫傷(肉離れ)を疑い超音波治療器と弾性包帯を処方。 2~3日施術を施すも痛みが変わらず、患者さんの意向で整形外科でMRI検査をオーダーすると、 腓骨疲労骨折と診断されました。エコーの観察をしてみるとやはり仮骨形成が進んでいます。 疲労骨折が肉離れにマスクされた経験を生かしてこれから丁寧に身体観察していきます。