医科に送った骨折・脱臼骨折2例

おはようございます。 ご無沙汰しております。昨日は高校生の陸上競技の試合をみてきました。 若さ溢れる競技にエネルギーをいただきました。活躍を楽しみに施術で応援したいと思います。 表題の私には手に負えない骨折・脱臼骨折をここ半年で3例(1例は過去のブログにアップ済)ありました。 医師にお任せした症例ですが、ご覧ください。 <1例  80歳代 女性 左尺骨骨幹部骨折> 今年2月下旬、自宅で腕を捻ったと言う軽微な外力を訴え来院されました。 皮下に触れる尺骨に圧痛部位があり、ギシギシという轢音を感じ、エコーの観察をしました。

骨皮質の途絶があり、血腫様の黒い像がありましたので医科に紹介しました。 レントゲンは以下の通りです。やはり3次元で写るレントゲンは折れ方がよく分かります。エコーは分解能が高いのが良いですが、 どのような折れ方をしてるかは私には分かりません。 <レントゲン 井上病院提供> 第三骨片もあり、接地面積が少なく筋肉から養われる血管が乏しい尺骨でもあり、非常に軽微な力で骨折したので、 病的骨折が疑われ手術適応になりました。 今は問題なく日常生活が出来ていますので、私の交通整理で良かったのだと感じました。 <2例 60歳代 女性 右上腕骨近位部骨折> 昨年12月 路上で転倒され右肩を強打し来院されました。 肩から上腕部の腫れが著しく、自動・他動共に腕の挙上ができませんでした。 エコーの観察してみると以下の通りです。上腕骨が「くの字に曲がっています」 かなり痛そうです。 医科のCT診察では上腕骨の上端部が粉砕しているようで、オペが必要と言われたようですが、何とか保存療法で回復しているようです。 これからも分相応の施術をしていきます。