こんにちは
30~40年も前の話(私が中高生の頃の回想)ですが、
「スネの内側が痛いんです~。」
と陸上部の顧問の先生に言うと
「走ったら治る!」
・・・・・・苦笑い 沈黙が続く
という感じの陸上部員仲間と先生とのやりとりでした。
今ならこう愚考出来ます。
負荷に対して君の身体や脚の抵抗力が弱すぎるんや。
そんな顧問の先生の声が聞こえてきそうです。
しかし、今の先生方の助言は違います。
「脚を休めて体幹を補強して治ってこなかったら、病院や整骨院でみてもらいなさい」
「素質を伸ばしたり引きだすために、良い動きを導きだすチャンスです。やれるトレーニングはやっていこう~」
「休めというのは、簡単。しかし正常な機能や体力まで落としてはダメです」
と論理的に選手を諭されます。
毎日、生徒を良く見ている先生は、フォームの問題点をよく観察されているので、的確な助言で我々の施術よりも大きな症状の改善を図るケースに驚きます。故障をさせないように常におかしい動きをしてないか観察されているようです。我々、施術者は動的なアライメントなどは観察出来ません。現場で毎日、動きを見ている先生にはかないません。
そこで陸上競技場に入れないコロナ禍の今、我が院がサポートする選手をサブトラックで観察します。
また、私たち施術者がフォームをどう修正しなさいというのは職域をまたいでいるようで、慎むべきでやはりやってはいけない抵抗も有ります。
良い動きをしたら痛くないのか?身体が痛いから良い動きにならないのか?見分ける眼を養いに競技場に脚を運びます。
前置きが長くなりましたが、シンスプリントが痛みやすい局面とは、スピードをグーンと上げて減速していく時(ブレーキをかける動作)、アップの始まりで身体が温まってない時、新入生特有、ジャンプ系のトレーニングが続いた時、合宿や強化練習の後、怪我明けでトレーニングが増えた時……等
私見ですが接地の際、足にかかる体重の衝撃を吸収する力が低下しているように感じます。勿論こればかりが原因ではありません。
日本選手権が終わった先月の25日(日)の夜10時~あったNHKサタデースポーツでハードルの寺田さんは減速動作もトレーニングに取り入れていると番組の中でおっしゃっていました。前後にジャンプしたり、空気椅子のポジションから後ろ側にもたれつつ、背中からトレーナーさんに抵抗をかけてもらったり、ラグビーのスクラムを組み押すトレーニングもやっているようです。
トレーニング的な話も顧問の先生の邪魔になるケースが有るので慎むべきかと煩悩します。
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