X線やCTでは画像異常がみられなかった脛骨遠位部疲労骨折

こんにちは 今日は県新人陸上競技大会があります。お天気がもちますように・・・。

11時あたりからある1500mに数名出るので、観察の目を養いに行ってきます。

その前に、ブログを仕上げてから常盤アリーナで1000m×1のスロースイムです。

苦しすぎて思考が止まる約25分間が最高です。(>_<)

 

表題の症例は今年四月末、中3男子 長距離部員です。

三月末からすねの痛みを訴え、タイトな筋肉でしたのでシンスプリントではないかと思い施術を

していました。しかし、急に歩行時にも痛くなる症状が出だし、患部を軽く押すだけで飛び上がる様に

痛みを感じ、タバコの火の先をつけた様な反応(根性焼き様ペイン  by中村先生)をしました。

 

これは骨損傷があると感じ、エコーのプローブを当てると骨膜の浮き上がる黒いlow  echoが見られました。

そして2か所にドプラ反応、骨皮質にも陥凹が見られました。(画面中央やや左  右のvの字の窪みは骨端線です。

従ってapophyseal期だと愚考します。)

ドプラ反応・・・他の血管とは流速の異なる新生血管と言われています。

青が向かってくる血管で赤が遠ざかる血管です。正に治しているシグナルです。

エコーの画像は参考程度で理学所見ありきです。しかし、x線やCTより分解能が高く一症例が見つかる事も確かです。

足をのける位の強烈な圧痛がclinical  signとして診断ウエイトにおくべきだよと医師から教えられた一症例です。